雑談

【Chikirinの日記】を読んで今の世の中について考える

 

イケハヤさんのツイート経由で、このちきりんさんの記事を知り、なんとも言えない切ない気持ちになった。世の中についていろいろと考える機会をもらい、大事なことだと思ったので書いてみた。まずはちきりんさんの記事を読んでもらいたいが、ちきりんさんの友人について書かれていた。その友人の方は、

  • 相手の気持ちを理解できない
  • 言葉をそのまま受け取る(相手の気遣いがわからない)
  • TPOを考えることができない
  • 注意されたらわかるが、TPOが変わると応用できない
  • 組織では働けないが、独立して稼いでいる

簡単に言うと、こういう方らしい。

ちきりんさんのように、友人のことをちゃんと理解しようとしており、柔軟な考え方ができる方は付き合っていけると思う。でも理解できなければ、ただただイライラして、離れていってしまったり攻撃してしまう人もいるだろう。

僕もこの友人の方のような考え方の人間である。

ただ、それが今の世の中の常識でないことは理解しているつもりで、今の世の中に適応している人をイライラさせてしまうこともわかる。

だから僕は、友人の方ような考え方が常識になれば良いなと思いつつ、実際は隠しながら、イライラされないようなふるまいをとっている。

口には出さないが、多分そういう人は多いんじゃないかと思う。

30年も生きていればわかるんですよ。相手が本音じゃないか、空気を読んでくれてるかどうか、ウソをついているかどうかぐらい。

僕も仕事ができない人なので、逐一本音をぶつけられたら、体とメンタルが持たないと思う。だから正直なところ、今の常識というものに助けられたこともたくさんあるとは思う。

でも、「この人実際はどう思ってるんやろ?」と考えることのエネルギーって半端なく使う。疑い続けることはやっぱりしんどい。

そして、結局答えはわからないからスッキリしない。

こういう空気の読み合いで、きちんとした正解を出せずに(出さずに)、各々の想像で進んでいくから、時間がかかるし、病んでいくし、解決もできない。

「答えを出さない」「現実で判断しない」「相手に自己責任を求める他責マインド」

これが今の世の中の仕組みだと僕は思う。

<流行り>もそう。みんなの想像に現実が後から合わせるような。
普通・常識ってこうだよね!という想像が先に来て、現実をそこに合わせていく。
今年はこれが流行りますよ!ってテレビで流れてから、流行りが始まるみたいな。
なんじゃそら。

今の会社は特にそうで、現実より、理屈が通っているかの方が大事。良いか悪いかではない。勝ちか負けかなのである。

結果理屈だけが通ることになり、現実は崩壊していく。実際は理屈さえもおかしいことが多い。上司がそういってるから!という物事の解決から最も遠ざける言葉、第一位である。これをパワハラと言うのだろう。

相手の気持ちを理解する。空気を読む。
これらの言葉は、自分自身が気を付けることは良いと思う。
やりたければやればいい。
ただそれを他人にして欲しい、するべきだ!と強要している人は多いと思う。

そっちの方が、自分が悪者になることは少ないし、良い人にもなれる。

今の世の中、ストレートに言葉を伝えるのはとてもパワーがいること。批判される可能性も高い。だから、ぼんやりした言葉を投げかけて、後は相手に空気を読ませる。相手がうまく空気を読めなかったら、あの人は常識がない!で片付けられる。自分の伝え方に問題があったかは考えなくて良い。だって、普通は空気を読むものだから。気持ちを汲み取れなかった相手が悪い。常識があれば、相手の気持ちを理解できるはず。

こういう人を見るたびに、少し悲しくなる。

ちゃんと気持ちを伝えない(伝えれない)人ほど、相手に気持ちを理解してもらおうとする。しかも高精度な解釈を求める。楽なんですよ。上っ面の言葉だけ出して、後は、深いところまで理解してね!っていうのは、すごく楽。気を使っているように見せて、自分が楽をしたいだけ。相手を傷付けたいだけ。

そういう人に限って、相手の理解が少し間違っていたりすると、怒るでしょ?

本当は、少しストレートに言えば、お互いすぐに、それも鮮明に理解できるはずなのに。
相手に伝わらなかった時に、自分がストレートに言わなかったことが誤解を招いたと納得できる人は、少し好きになる。
過剰に自分に原因があると責めるのもよくない。そこの加減は大切。

ちゃんと言わないと、自分の気持ちなんて伝わらないですよ。それを理解している人は少ない。

上っ面の言葉でも良いけど、それが伝わらなかった時に、まぁ伝わらんわなと納得するぐらいの余裕は欲しい。

ストレートに言いたくない、でもちゃんと相手には理解してほしい。
それは少しワガママかもしれない。
誰もあなたの気持ちを理解するのに、時間もかけたくないし、体力を使いたくない。
でも、実際は相手のせいにしている人の方が多いのではないだろうか?僕の周りだけかな?

ストレートに言葉を伝えることが、どこか相手を傷付けるといったネガティブな印象になっている。

相手を傷付けないように配慮はするべきだとは思う。わざと、そして過剰に傷付ける必要はない。

今の世の中、遠まわしに相手を傷付けて、追い込むことはすごく得意だし、なんだか楽しそうにしている。他人を下げたら、自分の価値が上がるとでも思っているのだろう。そんなことで自分の価値は絶対に上がらない。

本当に不幸な人が多い世の中だなと思ってしまう。

こういう話をすると、嫌いです!邪魔なんです!もストレートに言うべきですか?と屁理屈をこねる人はいると思うけど、そんなわけないじゃないですか。そういう言葉は、心にしまって、距離をとればいいんです。それでみんな幸せになるじゃないですか。なぜこんなシンプルなことがわからないのか。なぜこんなに卑屈になってしまうのか。

相手の気持ちの読み合いは、疲弊する。要は、駆け引きばかりしてるんです。

病みますよそれは。

本音を言うことが悪いことではない。その後の、相手が裏の裏を読みすぎて歪んだ解釈になることが問題。そもそも本音は言わないものだという常識が問題。

やんわり本音を言って、現実を見て、相手もちゃんとシンプルに理解する。
これがお互いが歩み寄るという優しい関係だ。

自責マインドにも繋がる気がする。他人は他人。自分は自分。
冷たいようで、みんな幸せになる考え方。

イケハヤさんもよく一部の人達から誤解されてるけど、
会社で働くことが好きな人は会社で働けばいい、会社で働きたくないのに働いている人に向けて情報を発信してくれてるんでしょ?でもこういう視点で見れない人がかなり多いのが現実。

辛い思いをして生きている人が多いのかなと思う。

常識にそってるかどうかより、幸せかどうかで判断することって、すごく大切。
自分が幸せじゃないと、損得勘定なしに他人の幸せは願えない。

空気を読もうとすることが、生み出すデメリットってたくさんあると思うんです。
本音を言うことで、世の中はもっと幸せになるんじゃないでしょうか。
もう少し、自分のことだけ考えてもいいんじゃないでしょうか。

気持ち悪いと思っている人に、気持ち悪い!とわざわざ言わなくてもいいんですよ。
みんなが離れていって、本人が「これやばいな!」と思ったら変わるし、そのままが楽なんであればそのままでいるだろうし、その人自身に任せておけばよい。一人でいたいかもしれないじゃないですか。一人になりたくて一人になった人は多分幸せだから。
友達が多い方が幸せだという常識が一番気持ち悪い。

その人が変わりたいと思った時には手を貸してあげればいい。

今の世の中は、変わりたいと思っていない人に、わざわざ近づいていって、「変わらないのはおかしい」「まずはこうしないと!」と言って、「僕は今変わりたくないんです」と言ったら、「こんなにしてあげてるのに!!」と怒り出す。こういう人が割と多いんです。病的だと思うんです。実際に変わりたいと思った時には、「今まで放ってた自分の責任でしょ?勝手にすれば」と言って、手を貸してあげないでしょ。良くならないですよ、この社会は。

本音を言うのが「普通」であり、空気を読むことが普通じゃないというか応用なんですよ。
「普通」の基準・解釈が狂ってしまっている。

それぐらい他人の気持ちを理解することは難しい。

あまり遠まわしに伝えることって、自分は楽だけど、相手にすごく負担をかけるんですよ。色々考えさせるわけですから。それも絶対に優しくないですよね。
ある程度本音を言って、そのまま理解してもらうって、お互いの負担も少ないし、物事の解決もしやすいと思う。

他人のことはあまり気にしない。放っておいたら良い。
助けを求めてきたら、手を貸してあげる。
こちらから頼まれてもいないのに過剰に近づかない。
それが優しさだと言われるけど、そこから生まれる人間関係の破綻って結構あると思うんですよ。

空気を読んで、こちらが助けにいく世の中じゃなくて、助けてほしいと本音を言える世の中の方が幸せだ。自分のタイミングもあるから。

助けてくださいと言いにくい世の中なのも問題。

「組織には馴染めないけど、独立して稼いでいる」は現実を見て生きているか、想像の中で生きているかの違いでしょうかね。

まとまりのない文章ですみません。でも、久しぶりにノンストップで手を動かせて、今の世の中を考えさせられた記事でした。
ちきりんさん、イケハヤさんありがとうございました。

 

 

 

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間嶋コタロー
人見知り×ガリガリ×努力できない×部屋汚い×勉強不足 全てが凡人以下の30代男がブログを通じて10%の底上げを企む。 2020年東京オリンピックが終わるころには結果がでていることだろう。