どうも間嶋コタローです!
エッセイを読み漁ろうと思って、前回の星野源さんの『よみがえる変態』を読んでから、少し時間が経ってしまったが、2冊目読めましたよ。今回も、本屋さんをブラっと見て決めた。
川村元気さんの『仕事。』であります。
川村さんと言えば、『世界から猫が消えたなら』『億男』など有名な著書があるが、僕はまだ読んだことはない。10年以上、小説など読んでいないので…。とにかくエッセイに首を突っ込む。なぜこの本が目に入ったのかは、とにかく今の職場を辞めたいから。もっと言えば、理学療法士を辞めたいから。そんな気持ちの僕には、ズバっと目に入ってきた。
仕事について、巨匠12名との対談形式で書かれてある。今仕事に悩んでいる人、人生そのものに悩んでいる人、仕事を通しての生き方のヒントが欲しい人には超絶おすすめです。是非読んで見て下さい。先に言っとくと、
20代で読んでおきたかった(泣)
各巨匠タイプが異なるので、大きくネタバレにならない程度に、感想を言いたい!12人いるので、3回に分けて4人ずつ紹介していくよ。
まえがき
「バスケがしたいです。」あの名言から、このエッセイは始まる。
このバスケを仕事に置き換えたいということ。
金をもらうための仕事と人生を楽しくするための仕事。
後者を手に入れたものは、いわゆる勝ち組で少数派だろう。
『仕事』ではなく。『仕事。』
対談ごとに、予習・復習という形でまとめられているので、僕みたいに読んだそばから忘れる人はすごく読みやすい。
山田洋次:チャンスの掴み方、学び方について
映画の話を通じて、チャンスの掴み方、学び方を教えてくれる。
『批判する頭のよさよりも、いいなぁと惚れ込む感性が大事』 P.20参照
沢木耕太郎:自由に生きるためのヒント
フリーランスになりたい人の胸に響く言葉がたくさんある。自由を得る為にやること、35歳までにやるべきことを教えてくれる。自由に生きるためのヒント。
12人の中で、沢木さんが一番自由かも。
僕は川村さんのこの言葉が響いた。(沢木さんちゃうんかい)
普通なら見逃されてしまうような日常的な瞬間を、僕だけは感動的に見ていたいというか。
P.46参照
世では、いかに共感されるかというところを、幸せに結びつける人が多いじゃないですか。
僕は、それがなかなかできなくて、恥ずかしさが上回るというか、昔から、思い切って言った意見が、全く共感されないことばかりだったので、バカと言うか、ちょっとズレてるんだと思う。声に出せば、邪魔をされる世の中であることも、30年以上生きてきたら十分わかっているので、ひっそりと邪魔をされずに暮らしたい、一人で勝手に楽しみたいという気持ちの方が強くて、別に、理解されなくても良いから、邪魔もされたくないと思うようになった。
だから、僕一人しかわからない、楽しいことをいかに探せるかが、僕の人生の肝となると思う。逆に、流行りなどというものには、それだけでフィルターをかけてしまわないように注意しなければならない。自分の気持ちや感情を大切にしたい。
杉本博司:世の中の出方と戦略
世の中の出方と戦略について教えてくれる。
20代までの原体験を30代以降でアウトプットしていくんだって。本当に、もっと遊んでおけばよかったと思う。もっと体験、インプットをしておけばよかった。是非娘には遊んでもらおう。
そして、自分のことをアウトプットできる人は幸せだと思う。自分の好きなことを仕事にしている人はそういうことなんだろう。自分のことをよくわかっていないとできないし。
できれば、35歳までにこの本を手に取りたいところである。いや、35歳では遅い。20代でこの本を手にすれば、生き方が変わるんじゃないでしょうか?
30代前半までにやることが見つからなかったら、人生やることないよ。自分の原体験みたいなものは、そこまでに出尽くしちゃってるもの。
P.65参照
倉本聰:世間から抜き出る方法
世間から抜き出る方法について書かれてある。
独自性を出すには?感動するとは?それらを伝える方法は?
感動は本筋+チックがあって生まれるみたい。僕が、エッセイや僕らの時代などのテレビの方が好きなのは、そういうことかも。
本当に書きたい核の部分は苦いんだけど、外の部分を甘く見せることで、後でじわじわきいてくる
P.91参照
とりあえず①はここまで。②に続く。
おわり